共通テストの英語
知ってました?
2021年の学習指導要領改訂で、文科省は、これまで『外国語としての英語(EFL)』を指導してきたのを『第二言語としての英語(ESL)』へと切り替えたんです。
第二言語として英語を習得するには、当然、4技能5領域が必要で、今回の共通テストの英語の読解では、英文を『解読』する力ではなく、文字どおり『読解』する力、すなわち、4技能5領域のうち『読む力』が測られたんです。
これまでの指導法、つまり、『英語が出来ない人間が英語を教える指導』を受けて来た受験生には、到底、解けない問題となったことでしょう。
本当に『読む力』を養うなら、『外国語としての英語』で学ぶ『5文型8品詞』ではなく、ESL文法で学ばなければなりません。
で、実はこれ、私、20年以上前に日本語教育で戦ったんです(笑)。
上位大学の外国人入試の日本語試験では、『第二言語としての日本語能力』が求められています。私は個人的にその試験を『国語型試験』と呼んでいます。その国語型試験に対応させるため、自腹を切って独自教材を作ったほどです。
ところが、当時、日本語の先生たちは、ガチガチの主流だった『文型シラバス』に基づく8文型(みん日は14文型)文法でしか指導できません。そんな先生たちに教わった留学生たちが、国語型試験なんぞ解けるわけないんです。
結果を出さなければならないのに、国語型の授業をやろうとする私は、猛烈に抵抗されました。まぁ、結果はちゃんと出したんですがね(笑)。
自分に出来ないからと、若者の未来を奪う『先生』って輩は、どこの世界にもいるようで、早速、この共通テストにもいちゃもんがつけられているようです。
別に、東大生レベルでなくても、指導法を変えればいいだけなんですけどね。
東大生解説「共通テスト英語」過去イチ難しい衝撃 SNS上でも英語難化の声、なぜ難しかったのか?(東洋経済オンライン) - Yahoo!ニュース
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