はじまりました。

 日本人の英語教育だけでなく、実は日本語教育でも、その言語を『使えるか』ではなく、言語知識を覚えさせるような教育が行われていました、と言っても、既に一部ではそうでもなくなっていたのですが、そこに思い切りメスが入りました。

 もうずっと以前から言われていたのに、言語知識の量ばかり重視する日本語教育に、行政側が強制的に変えようというのです。

 情けない限りですね。自分たちで自分たちの問題を認識しているのに、行政が動くまで何も出来ないなんて。

 2002年度から、外国人留学生の受験指導の責任者になり、合格させるには何が必要かと考えるまでもなく、日本で生活しているのだからまず日本語コミュニケーション能力だ、と結論を出しました。けど、周囲の日本語教師たちは、日本語の文法を教えることに一生懸命で、留学生の将来など何も考えていないとしか見えませんでした。

 その頃から悶々としてきた話が、ここにきて行政から無理やり変えるよう言われたのです。






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