馬鹿は相手にするな!
中学受験を目指しているとある小学生たちに、なんで私立中学へ行きたいのか、を聞いてみた。 すると「公立はもう嫌だ!バカばっかりで、馬鹿の話なんかもう聞きたくない!」と返事が返ってきた。 私が子どもの頃だったり若かったりしたら、なんて偏見だ!こいつらおかしい!と反応しただろう。でも、大人になって見えないことが見えるようになると、その馬鹿の意味がよくわかる。 勉強ができないから馬鹿だって言ってるんじゃない。 人間が馬鹿なんだよ。 特に私が通っていた中学校のお隣の公立中学校には、学区にスラム街(市営住宅)があって、貧乏人の子どもたちが通うもんだから荒れていた。 …って、私の中学にも家庭に問題がある(大抵、貧乏人)おかしな奴がいて、そんな連中と無理やり仲良くさせられた。今思えば、いじめとしか言いようがない扱いまでされてきた。 そう。 そんな荒れた貧乏人連中から離れる、ってだけで私立中学へ進学するのも良い判断だろう。もちろん、私立へ行けば行ったで、そこにまた新しい問題に出会うんだろうが。 私としては、この判断が子どもの頃からできることが羨ましい。 私の子どもの頃は、とにかくみんなと仲良くしよう!たとえ嫌な奴でも本当は良い奴なんだ!と盲信することを強要され、且つ、私自身、信じ込んでしまった。そのせいで、馬鹿とも嫌々つきあわされ、レベルの低い話に付き合わされ、自分の運をそいつらに吸い取られ、足を引っ張られてきた。 今思えば、なんであんな馬鹿と付き合ってたんだろう、って後悔している。 もちろん、今はもう縁を切った。